ウール製品の取扱い表示の大半にドライ表示が記されています。
〜ドライクリーニングとは?〜
ほどんど、石油系溶剤で洗浄処理することです。
ドライ溶剤には脱脂力があるので、素材の風合いを損ねる恐れがあります。
さらに汚れのほとんどは水溶 性であるため、ドライクリーニングでは除去することが困難です。
そこで当店ではあらゆる繊維・素地の持つ自然な風合いを最大限引き出すために、
「水洗い」・水を使ったケアを施します。ウールは人の身体に例えると髪の毛にあたり、皮革は皮膚にあたります。
ゆっくりシャワーを浴びリラックスして、髪やお肌のスキンケアをされるように、洋服にも同じ考えを用いてケア・メンテナンスすることにより、素材のもつ本来の艶、やわらかさ、風合いを甦らせます。
「新品よりよく、新品より”味”ある仕上り。」を究極のメインテーマに、
お客様の大切な洋服への想いを感じながら、すべては美しい仕上りのために、心をこめてお手入れを施します。
素材、ディテールを見極め、その洋服に合うお手入れの準備をします。
各箇所の採寸を行ない、素材や洋服の状態、染み・汚れの状態を細かく確認して、カルテを作成。芯地・パットのよれ、型崩れを予防するために、生地のやわらかさなどを考慮し、その洋服に合った躾を打ちます。
水を使った洋服のケア・メンテナンス “ビスポーク・メディカル・メンテナンス”
素材本来の風合いを最大限に引き出すために「水洗い」水を使用したお手入れを施します。
ザ・ウールマークカンパニー認証 Lagoon・ウエットクリーニングシステムにより水洗いし・手洗いのようなやさしさでドライクリーニングでは出せない軽くさわやかな仕上りを実現できます。
生物分解性の成分の洗剤・助剤を使用しているため、環境にも人にもやさしいエコロジカルなファブリック・ケアシステムです。
Order Tailored Pressing 〜オーダー・テーラード・プレッシング〜
テーラード技術を駆使し、風合い・シルエット・ディテールを復元します。
襟の登り、ラペルのロール、胸・サイドのボリューム・ウエストのくびれ、その洋服に応じたメリハリをプレスにより効かせ、身体に吸いつくような着心地をつくります。
決して存在はみえないけれど、そこに「凛とした清らかな美しさ」を放つ作品を創り出せる、
そんな工房でありたいと思います。